ちょい足しだけでこんなに変わるの!? 読む+◯◯で、いつもの学習効果はこんなに上がる!

大事な試験が迫っているのにちっとも集中できない、取得したい資格の勉強を始めたものの、試験範囲があまりにも広すぎてなかなか手につかない。
そういうことって、誰にでもあるのではないでしょうか。

とりあえず、テスト前に一夜漬けで詰め込むことも一つの手段ですが、一夜漬けで詰め込んだ知識はほとんど身につかず、本来の学習とは程遠いものです。
そんな、「本や参考書を読んでも、なかなか内容が頭に入ってこない」だとか、「勉強を始めると集中力が散漫になって、効率が上がらない」といった悩み、一工夫すれば変わるかもしれません。

ここでは、「読む+〇〇」の学習の仕方を紹介しますので、前述したよう学習効率に悩んでいる方は参考にしてみてください。

ちょい足しで変わる学習効率

音読+「速めに読む」

1つ目は、音読+「速く読む」です。

そもそも音読では、内容をより深く理解するために声に出して読むことで、文章を目で追い、声に出し、自分の耳で聞くという3つの動作を同時に行います。

それにより、視覚と聴覚の両方が刺激され、脳のさまざまな領域が同時に働くため、学習効果の向上が期待できるというわけです。

では、この音読に加えて「速く読む」ことを意識するとどうなるのか。

「速く読む」ためには、声に出して読んでいる箇所よりも先に、文章を目で追わなければなりません。
普通にゆっくり読んでいるときは、視覚からと聴覚から得られる情報が一致していますが、速く読むときは視覚が先を行き、聴覚が追いかけるという複雑な形になるため、より脳への刺激は強まり、学習効果も高まるのです。

音読+「ジェスチャー」


2つ目は、音読+「ジェスチャー」です。

前述したように、音読は文章を目で追い、声に出し、自分の耳で聞くという3つの動作を同時に行うため、視覚と聴覚の両方が刺激され、その結果、脳のさまざまな領域が同時に働きます。

では、この音読に「ジェスチャー」を加えるとどうなるのか。

ジェスチャーをしながら音読すると、その身振り手振りの動きと文章の内容の記憶がリンクして、よりしっかり記憶、理解することが期待できます。

ここで大切なのは、普段から身振り手振りを織り交ぜて話す習慣がある人がそうであって、普段ジェスチャーしない人が学習効果を高めようと無理に取り入れようとすると、そちらへ意識が向いてしまって、逆効果になることがあるので、その点ご留意ください。

音読 or 黙読+「要約」


2つ目は、音読または黙読+「要約」です。

音読の場合でも黙読の場合でも、読んだ内容をその都度、自分の言葉で短く要約するという作業は理解度を向上させるのに効果的だと考えられます。

よく国語や現代文の試験問題で、「著者がもっとも言いたいことを、20字以内で記せ」あるいは、「作品で最も言いたい言葉を文中から◯字で抜き出せ」のような設問があると思います。
この設問を解くためには、文章を読むだけではなく、しっかりと内容を理解し、そのポイントを自分の言葉で簡潔に要約できなければなりません。

このことからわかるように、読んだものをしっかり理解するために、自分の言葉で要約するという作業は、理解度を向上させるためにも有効であると考えられます。

普段の生活の中で、たとえば音読・黙読した文章の要点を1行でまとめたり、1分程度で口述してみたりすることで、要約の練習ができるので、試してみてはいかがでしょうか。

黙読+「人に教えるつもり」

3つ目は、黙読+「人に教えるつもり」です。

音読が苦手、もしくは図書館や学習室などの音読ができない環境下にいる場合は、学習効果を向上させるためにどのようなことができるのか?

そんなときは、人に教えるつもりで黙読するのが記憶の定着に効果的です。

例えば、今自分が黙読している内容を遅れてくる友人に説明しないといけない、あるいは自分の希望を通すためにプレゼンしないといけない場合を想像してみましょう。

限られた時間で理解してもらわうといけない、自分がしっかり理解できていないと、伝えたいことの真意が伝わらない、そんなスタンスで黙読に向き合うと思います。
すると自ずから、より緊張感や集中力、注意深さを持って読み込んだり、わかりにくい部分を補足してみたり、情報を深堀りしたり、わかりやすい言葉に置き換えたりするのではないでしょうか。

本や参考書を誰かに教えるというスタンスで読み込むと、脳の短期記憶にも強く作用するだけでなく、長期記憶に情報を移行させることができます。

音読が苦手な方や、図書館や学習室などの音読ができない環境下で学習効果を向上させたい際に、ぜひ試してみましょう。

まとめ

以上から、読書に+◯◯により、次のような効果が期待できます。

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